歯周病の概念が変わりました
歯周病のパラダイムシフトです
感染症→炎症性疾患へ
従来、歯周病は歯周病原菌によって引き起こされる感染症とされてきました。したがって治療はプラークコントロールや歯石除去、薬による歯周病原菌の殺菌といった感染源の除去という「対症療法」が中心でした。
2010年、ハーバード大学の研究グループとアジア予防歯科学会は歯周病を「感染症」から「炎症性疾患」というカテゴリーへと移動させました。
このことにより国民の約80%が罹患しているといわれる歯周病の治療も大きく変わろうとしています。
それは従来の「対症療法」の治療に加えて「過剰な炎症のコントロール」が重要になります。「過剰な炎症のコントロール」を行うには1.歯周組織の強化 2.炎症性物質の元になるω-6(オメガ6)脂肪酸(コーン油、大豆油、ゴマ油など)の摂取の仕方 を考えていかなくてはなりません。
当院ではいち早く歯周組織の強化になる「つまようじ法」による術者磨きと※分子整合医学に基づく脂肪酸の摂取方法、食事指導を積極的に取り入れて、歯周病の予防と治療コントロールに取り組んでいます
